草原にはたくさんの動物がいます。牛や羊、ヤギ、馬などがそれぞれ群れでいるのを見ることができます。
たまにラクダがいたりするとテンション上がります。
そのほぼ全てがどこかの家の家畜です。
そこで疑問に思ったんですが、その家畜達はどこかへ逃げないのでしょうか?
また他の群れに自分とこの家畜が混ざってしまうことはないのでしょうか?
草原で暮らすお義父さんに聞いてみました。
【草原にいる家畜】他の家の家畜と区別する方法【目印がある】
家畜は逃げることはないのか、他の家の家畜との区別の仕方を教えてもらいました。
逃げたりしないの?
答えは「しつけてあるから逃げない」とのこと。
朝、人間と一緒に草原のいつもの場所に行き、夕方にまた人間と一緒に戻ってきます。
この習慣があるため逃げることはないそうです。
また、逃げたとしても水があるところは限られているため、水を飲みに戻って来るのだそうです。
そのため野生の羊やヤギはほとんどいないそうです。
他の家畜と区別はつくの?
答えは「印をつけているからわかる」だそうです。
他の家畜と区別がつくように自分の家畜には独自の印をつけます。
↑腰に赤い印がついているのがわかると思います。
また、こんな印もあります。↓
耳の形が特徴的なのがわかるでしょうか?
ちょっと痛々しいですが、産まれてすぐに切り込みを入れるそうです。
↑この牛の耳も特徴的な形をしています。
このように妻の実家の家畜の目印は腰の赤い色や耳の形らしいです。
しかし、毎日一緒にいるため自分達は目印がなくてもそれが自分とこのだとわかるそうです。
これは、他の人のところに紛れてしまったときのための目印だそうです。
他に紛れたらどうするの?
これ見えますかね↓
一匹だけ青い印がついた羊がいます。この子は他から紛れ込んできた迷子の羊です。
仕方ないので一晩はうちの家畜と過ごしますが、この羊はちゃんと持ち主に返さなければいけません。
ではどうやって返すのでしょうか?
答えは簡単でした。
「勝手に帰る」そうです!
翌日にまた草原に広がっていきます。その時に自分の群れを見つけて勝手に戻っていくそうなんです。
賢いですね〜
もし戻らなかったとしたら、迷子の子を連れて持ち主のところにちゃんと返しに行くそうです。
これはここで暮らす人々のルールだそうです。
草原の家畜の区別の方法【信用で成り立っている】
家畜は商品ではありますが、生まれた時から育てている大事な大事な家族でもあります。
しかしたまにですが、本当にたまにですが他の家に行って、それっきりになることがあるそうです。
そういった場合その家で飼い続けると目印でわかってしまうため、食べられてしまったり売られてしまったりすることがあるそうです。
残念ですがごく一部ですがそういったルールを守らない人がいるそうです。
草原で暮らす人々はお互い信用したり、助け合ってきたからこそ文化が継承されているんだと思います。
そこは大事にしないといけないですね。
もしかしたら一般的なものとは少し違うかもしれないです。ご了承ください。