家畜のフンも有効活用!暖炉の燃料にします

フン

草原の家の前には、茶色の土のようなものが大きく積まれています。

これは家畜のフンを集めたものです。

夏の間にたくさん溜めておいて冬になると燃料として使います。

 

家畜のフンも有効活用!暖炉の燃料にします

なんでも有効利用します。

 

家畜のフン

これが家の前に積まれたフンです↓

フンの山

夏の間にたくさん集めて乾燥させておきます。

草食動物なのと乾燥していることもあり匂いはそんなに気になりません。

 

暖炉の燃料に

暖炉

冬になるとこれを暖炉の燃料として使用します。

これがないと氷点下の冬を越せません。

木が簡単に手に入る環境ではないため、またガスも貴重なためフンを有効利用します。

 

昔は料理の火にもフンを使ってたこともあるらしいですが、今は料理はプロパンガスだそうです。

 

ミルフィーユ?!

牛は大きなフンをするのでそれをそのまま拾って積み上げていきます。

牛のフンは燃やすと比較的早く燃え尽きてしまいます。

 

一方羊は牛に比べるとフンが小さいため、60匹以上いる羊のフンが地面にたくさん溜まってから集めて積み上げます。

羊

↑夕方から朝までは羊を密集させて、そこにフンをして自分たちで踏み潰してもらいます。

 

家畜小屋

↑昼間は羊を放牧し、その間にフンを乾燥させます。

 

こうして羊が毎日フンをして、それを自ら踏んで潰して、昼間に乾燥させ、その上にまたフンをして潰してを繰り返すためミルフィーユのように層になっていきます。

羊のフン

↑そして地面に層となって溜まった羊のフンをブロック状にカットして積み上げていきます。

これは燃え尽きるまでの時間が非常に長く燃費が良いのが特徴です!

よく工夫されてますね〜

 

フン

↑下は羊のフンで、その上に牛のフンが積み上げられています。

 

家畜のフンも有効利用して冬を越える!

家は暖炉の熱が各部屋に行き渡るように造られており、寒い寒い内モンゴルの冬でも室内は暖かく保たれています。

その燃料に欠かせないのが家畜のフンです。

自給自足の生活ですが、家畜のフンも無駄にせずバッチリ利用しています!

 

あくまでも・・・
ご紹介したのは僕が聞いた話や個人的に感じたこと、体験した内容です。

もしかしたら一般的なものとは少し違うかもしれないです。ご了承ください。

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