毛も肉も血もフンも!家畜は全身有効利用します

家畜の命

内モンゴルの妻の実家では、家畜に家族同然の愛情を注ぎます。

その家畜を食べたりするわけですが、その命の全てを大事に有効利用しています。

今回は家畜の部位ごとの利用方法をご紹介します。

 

毛も肉も血もフンも!家畜は全身有効利用します

毛・皮

家畜の表面の毛や皮は洋服など、布や革製品になります。

6月頃に羊の毛を刈るのが毎年恒例なので、いつか参加させてもらいます!(まだ未経験)

 

歓迎の食事

内モンゴルでは肉料理がメインで、羊やヤギ、牛の肉は基本的にみんな大好きです。

また、ラクダの肉も食べる人が多いそうです。

地域によって分かれるのが馬で、食べる地域とそうでない地域があるそうです。

 

内臓

いわゆるホルモンですね。

内臓も調理して食べます。

 

血も有効利用します。

一般的なのは血を固めて腸に詰めてソーセージにするそうです。

 

骨

草原を探せばそこら中に骨が落ちてますが、犬などペットがいる場合はエサとして与えるそうです。

 

目・脳・睾丸

目や脳、睾丸なども食べるそうです。

(睾丸は基本的に子供のうちに食べます)

ちょっと躊躇しそうですが意外と美味しいらしいです。

今度挑戦します!

 

フン

フンは集めて乾燥させます。

フンの山

冬の暖炉の燃料として利用します。

フンについてはこちらの記事をご覧ください>>>

フン
家畜のフンも有効活用!暖炉の燃料にします

 

家畜は全て有効利用!

家族のように一緒に生活している家畜なので、その命を無駄にしないよう最大限利用します。

その家畜の年齢や時期などを判断して有効利用しています。

 

ひとつ特徴的だったのが馬で、人によっては馬を神聖なものとして捉えていて、高齢になると自然に返すんだそうです。

最後は野生の馬としてどこかでひっそり亡くなるそうです。

 

命を決して無駄にしない姿勢はとても素晴らしいですね。

 

あくまでも・・・
ご紹介したのは僕が聞いた話や個人的に感じたこと、体験した内容です。

もしかしたら一般的なものとは少し違うかもしれないです。ご了承ください。