僕は柔道整復師です。
本業は治療とか整体とかそんな感じです。
なので内モンゴルに行った際は、そういった類のものはどんな感じなのか興味津々でした。
今回は内モンゴルで実際に受けた治療や、治療家と意気投合した話をご紹介します。
中国伝統医療!治療の修行してきました!
内モンゴルに行った際にお会いした治療家についてご紹介します。
脈診の先生
内モンゴル(中国)といえば脈診です。
手首の脈を見て病気の有無を見分ける中国伝統の医療です。
たまたま知り合いがいたため脈を診てもらい色々とお話を伺ってきました。
院内へ!
院内に入るとすぐにドスンと男性が座っており、受付の人かな?と思ってしまいましたがこの方が先生です。
待合スペースには常に数人が座っており、診察自体は数分で終わるんですがひっきりなしに患者さんが来るためなかなかお話しすることができませんでした。
そしてやっと空いたタイミングでお話しを伺うことができ、実際に診てもらいました。
僕の脈を診て「体は大丈夫。足りないのは気力だけ」と言われました。
これを聞いて僕は治療家として「これは本物だ!」と確信しました。
この人は信頼できる!
というのも、治療家ってなかなか「大丈夫だ」って言わないんですよ。
むしろ「問題だらけですよ!」的なことを言うんです。
治療が必要なことを説明して通わせるためです。言われた経験ある方も多いんじゃないでしょうか?
なので「大丈夫」と自信を持って言ってくれる治療家は信頼できる可能性が高いんです。
(まあ根拠はないし、脈診の先生は中国では医者並みに権威があるため僕なんかが言うのはおこがましいんですけどね)
ちなみに内モンゴルに来る直前に受けた健康診断でも全く問題ありませんでした。
勉強させて!
ずっと興味があったので「勉強したいな〜」と言ったら業界の話や患者さんの話など色々と聞かせていただきました。
最後に「もっと中国語かモンゴル語を勉強してまたおいで」と言っていただきました!
必ず戻ってきます!
予約の取れないマッサージ師
またまたご縁があり内モンゴルで人気のマッサージ師さんに会うことができました。
入口
入口はなんとも雰囲気のある感じでした。
なんか仙人みたいな人がいるのかと勝手に想像していました。
奥に進むとこんな感じ。良い感じですね〜
そしてついに中へ!
施術室へ
中にいたのは仙人とは真逆のお姉さまでした。
自己紹介など少し会話して「やってあげるから来て」と施術室へ案内されました。
施術室にはマッサージベッドやオイルがあったためオイルマッサージ系なのかな?と思いましたが、違いました。
施術を体験
「施術するからパンツ一丁でベッドに寝なさい」とお姉さまが言うので寝ると、いきなり電気ビリビリ攻撃が始まりました。
こんな感じの装置に↓
足を乗せて↓
足から自分の体に電気を通して手からビリビリビームを出します↓
いや〜痛かった。。。でもかなりスッキリしました!
日本の一般的な電気治療とはちょっと違いますね。
人気の理由
こちらの先生が人気の理由はすぐにわかりました。
はっきり言って施術効果なんて二の次、電気治療だろうがただのオイルマッサージだろうが治療方法は関係ありません。
この先生の人柄です!
この先生はスキンシップが多く施術の前も後もすごく触れてきます。
そして夫婦関係などデリケートなこともズバズバと指摘することもあれば、親身に話を聞いてくれたりもします。
なんかこう…愛情に包まれてるような感じなんです。
この感じ、自分では出せないわ〜なんて思いながら施術を受けていました。
交代!
施術が終わると「ちょっとやってみて」と言われ他ので選手交代しました。
なんとも挑戦的に言われましたが、もちろん僕もこれで飯食ってるんで自信満々で施術しました。
そして日本の僕の患者さんと同じように「何で触れてるだけなのにこんなに緩むの?」と驚いていました。
施術を終えると、そこからは業界のことを中心に色々なことを話しました。
そして日本の治療家と話をしているのか?と思ってしまうほど悩みが共通していました。
悩みが一緒
- 腕だけじゃダメ
- 続かない患者さんがいる
- すぐ他のとこに行く
このようなことを言っていました。
この先生のやり方が10日連続で治療し、何ヶ月か休んでまた10日連続で治療するというのを繰り返すことで治っていくそうなんです。
しかし、良い感じで治ってきてるのに途中で来なくなってまた振り出しに戻る人や、色々な治療院を転々としていて一向に治らない人がいる、などの悩みを打ち明けてくれました。
いや、つい最近全く同じことを日本の治療家も言ってましたよ!と盛り上がりました。
やはり同じなんですね〜。
すっかり意気投合し「また内モンゴルに来たら一緒に勉強しよう」と言っていただけました!
さらにこの先生は僕が帰国する際、北京行きのバスの見送りに親戚に混じって駆けつけてくれたんです。
しかも不慣れなバスということで先生がバスの運転手に「北京空港近くになったらこの子達に声かけてあげて」と念を押して伝えてくれていました。
本当に愛情を感じ「そりゃ人気者になるわな〜」なんて思っていました。
僕も見習わないといかんですわ。
内モンゴルの治療家達からの学びが止まらない!
今回の滞在では本当に色々な方と触れ合うことができました。
そして知り合いを辿れば誰かしらに治療家を紹介してもらえるという内モンゴルの人の繋がりの広さも改めて実感しました。
日本では人脈がないですが、むしろ一匹オオカミで生きて来ましたが、内モンゴルに来たら人脈フル活用で色々な方と交流し色々なことを学びたいと思います!